LIFE TIMELINE
生まれてから、今日まで。
横にスクロールすると、一人の人生を最初から最後までたどれます。間隔は実際の年数に比例しています。何も起きていない年の長さも、その人の人生です。
1932年4月11日 ・0歳
昭和7年
長崎県佐世保市に生まれる
五人兄弟の三番目。父は造船所の溶接工。
1945年8月 ・13歳
昭和20年
十三歳で終戦を迎える
六月の空襲で家の半分を失い、八月に戦争が終わった。
人生の転機1948年3月 ・15歳
昭和23年
松尾時計店に住み込みで入る
十六歳。手に職をつけろと言われ、たまたま募集があったのが時計店だった。
人生の転機1959年3月 ・26歳
昭和34年
上京
二十七歳。独立するなら東京だと決め、汽車で発った。
人生の転機1959年6月 ・27歳
昭和34年
ハルと出会う
縫製工場に時計の修理に呼ばれた。三度目に呼ばれたとき、時計は壊れていなかった。
1959年6月2日 ・27歳
昭和34年
長男・誠一 誕生
その後、次女・三女が生まれる。
1959年11月23日 ・27歳
昭和34年
ハルと結婚
出会って五ヶ月。幸三 27歳、ハル 23歳。
人生の転機1961年3月20日 ・28歳
昭和36年
佐倉時計店 開店
東向島の商店街。以後五十年、同じ場所に立ちつづける。
人生の転機1968年8月4日 ・36歳
昭和43年
家族で日光へ
生涯で数えるほどしかない、店を閉めた日。
1974年 ・42歳
昭和49年
一度倒れる
家族には「立ちくらみ」とだけ伝えた。翌日には店を開けている。
1978年4月 ・46歳
昭和53年
長男が家業を継がないと告げる
何も言わなかった。翌朝、玄関に新しい安全靴が置いてあった。
人生の転機2011年9月30日 ・79歳
平成23年
店を閉める
七十九歳。手が震えるようになったのを自分で認めた日。
人生の転機2016年4月9日 ・83歳
平成28年
孫の結婚式でスピーチ
人前で話したのは、生涯で三度目だった。
2018年11月3日 ・86歳
平成30年
曾孫・灯を抱く
生後43日。四世代が同じ部屋にいた、最初で最後の日。
人生の転機2018年11月14日 ・86歳
平成30年
死去
八十六歳。前夜、看護師に「明日、時計を巻いてくれ」と頼んだ。
2018 ここで終わる